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今週の多彩な学び

  学びという意味では、充実した一週間だった。
 
  3日連続(2、3、4日)で、仏教講座を受講し、仏教講演を聴講した。週末(6日)には、仏教カウンセリングWSにも参加する。

 一つ目の講義は、永観律師の『往生拾因』の講読の3回目。第一章の念仏を疑う者との問答の部分で、最後は、「疑い」と諸仏と「證誠」のくだりは、人間の浅はかな知恵では仏智計らえないという点でも、有り難かった。

 翌日の講演は、本派の宗学院の公開講演で、苫米地誠一先生の「密教浄土教と阿弥陀如来像」と題して。未知の分野だが、前日に聞いた、法然聖人以前の南都(三論宗で、東密も学ばれている)念仏者である永観律師の思想に通ずる部分があって、重ねて勉強になった。

 もう一つの講義は、哲学者でもある佛大講師の西本明央先生の「仏身論の展開の中に見る「仏の慈悲」と題して、3回シリーズの第1回目。西本先生は、西洋哲学などの切り口からのお話で、いつ聞いても面白いと思うのだが、今日は、かなり総花的で、寄り道も多かった。でも「見仏と善知識と、仏の慈悲」のくだりは、興味があった。

 合わせて、今週は、1日~5日の5日連続で映画を見た。

 インド映画の「SANJU(サンジュ)」。

 アメリカ映画の「ハッピー・デス・ディ」。

 インドネシア映画「マルリナの明日」。

 日本映画は「新聞記者」。

 そして、イタリアなど合作の「君の名前で僕を読んで」。

の5本。いつもながら映画も、見放しで終わっているのが、ちょっと勿体なくもある。最後の「君の名前で僕を読んで」は繊細すぎるのと、苦手な分野(LGBTのGの世界)なので、乗り切れなかった以外は、かなり面白い映画が続いた。これだけ「あたり」の続く週は、珍しい。中でも、予定外のホラー(といよりサスペンス)コメディーの「ハッピー・デス・ディ」は、かなり笑った。続演も楽しみ。

 読書は、谷書店で仏書を2冊(涅槃経と、大経「下巻」の解説)を買ったが、読んだのは『修験道としての生き方』。「インドの集い」でご一緒した、聖護院門跡の宮城泰年師他の対談だ。まったく知らない世界で、とても新鮮。刺激もいただく。

 法座は、「仏書に親しむ会」があり、『仏敵』を読みだしたことは、すでに触れた。

 完全に、アウトブットよりインプットが多かった1週間。
 発信する方は、日曜日の聖典講座の準備をした。いろいろと聞いたり読んだりしても、自分が発言せねばならないとなると、これが一番の勉強になる。レジュメを作るには、繰り返し繰り返し、読まないといけない。ある意味、本気である。

 

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