お誘い
今回のカウンセリグの集いも、企画だけでなく、チラシを造り、またお声かけも頑張って行った。
お誘いは、真カ研の会員だけでなく、華光会の皆さん、さらに仏教大学ビハーラ研究会などにも出席して、チラシを配った。ご縁が浅く難しいと思っていたビハーラ研究会を縁に、3名も参加くださったので、驚いた。一方で、真カ研のベテラン常連組が距離を置かれたのは、残念だ。もっと、華光の方に参加してもらいたかったが、家庭などに問題を抱えておられる方にお声をかけるも、不発に終わった。それでも、ご縁の新しい方が、積極的に参加くださったのがうれしかった。このあたりも、自分のはからいを超えていた。
他に、今年は、カウンセリングや仏教関係の方だけでなく、自力整体の知人、小・中学校の同級生にも声をかけてみた。それも、数日前で、かなり難しいとは思っていたが、ダメもとである。5月の連れ合いの演劇をお誘いしたことが、縁にもなっていた。
なかなか返事がこない。これまで、仏教に関するお誘いを控えていた関係なので、先方も戸惑われていたようだ。ところが、ここから3名も参加くださったのは、とてもうれしかった。なんのことはない。自分で、勝手に垣根を作っていただけのことである。「仏教のことは何も知らなけど、難しくないかなー」といった不安は持たれながらも、それぞれが興味や関心をもっておられることが、よく分かった。選ばれるのは先方なのだから、情報として提供するだけでも、意味があるのだ。
その中で、とても不思議で、有り難いこともあった。まさにご縁の不思議である。
10年来の自力整体での知り合いの方。今は、整体はお休み中だが、お声をかけてみた。
地元、九州で働いておられたが、縁あって京都に出るか迷っていたときに、相談した病院の先生から背中を押されたという。そして、「もし京都で困ったことがあったら、奈倉先生を訪ねなさい」と、紹介状を書いてくださったのである。その後、彼女は奈倉先生を訪ねるような困難なことはなく、一度、先生の講演会を聞いた程度で、20年が過ぎ去ったというのである。そこへ、今回のお誘いである。ご講師の紹介で、先生のお人柄などにも触れて、ぜひ、お会いになってみて下さい、と案内あ届いたのだ。
今回、長い歳月を経て、先生との出会いとなったわけである。ご紹介くださった先生は、奈倉先生の学生時代の同級生で、長年の親友だということで、先生もとても懐かしく、驚いておられた。
ぼくも、その紹介の名刺を見せてもらったが、小さな名刺に20年間の重みが感じられた。ほんとうに縁とは、不思議なつながりである。
もし、5月の連れ合いの公演がお誘いしなければ、彼女に声をかけることもなかった。お互い知らないだけで、つながっていないものはないということである。
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