大谷大学での真宗連合学会
真宗連合学会に出席のために、久しぶりに大谷大学へ。長らく学会発表はしていないが、発表や講演を聞くだけでも刺激がある。専門分野でなくても、いくつか面白い発表を聞けた。
ぼくの学生の頃と違い、最近の院生(ドクター)の発表は、かなりレベルは高い。ただ、学生の先生の違いは、発表の態度にはっきりにである。学生は、主張を一方的に目一杯するので余裕がない。先生の方の発表には、まだ余力が感じられて、その分、深みがあるように思える。
講演は、大谷大学名誉教授の延塚知道先生が、「『大無量寿経』と『教行信証』」と題して。延塚先生のお話をお聞きしたいと思っていた。ただ、分かり易いようで、少し理解し難いところもあった。結局、何がおっしゃりたいのだろうみたいな、。学会の記念講演なのに、映画『ビリギャル』の話題(「バカな生徒がいるんじゃない。バカな先生がいるだけだ」)というような、法話みたいところあった。そして、そんな立派な先生ならお会いしてみいたと思えるが、それはちょうど東方を十方諸仏国土の菩薩方が、悪凡夫を救う仏様がおられるのならお会いしてみたいと、阿弥陀様の極楽浄土に往覲される。それまでの彼らは、何になりたいのか、何をしたいのかわからないが、阿弥陀様に出会って、このような仏になってみたい、こんな浄土を建立してみたいと願いと発願すると、阿弥陀仏から微笑みと共に記を授かり、そして力を得て、またそれぞれの国に帰っていくのだと。ある意味では、還相の菩薩方の活動相であると。その話が心に残った。
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