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阿弥陀如来の御修理

   高山から一位一刀彫の名工、Hさんがおいでくださった。

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  3階研修場にある仏壇と、阿弥陀様の修繕である。

   先の改修工事で、仏壇が少し前にせりだしていることが分かり、修繕をお願いしていた。しかし、木のそのものが反ってきただけで、緊急性はないらしく、しばらく様子見ということになった。修復するとなると、せっかくの神代杉(水中や土中にうずもれて長い年月を経過した杉材。過去に火山灰の中に埋もれたものという。青黒く、木目が細かく美しいという)の材質が損なわれかねないというのである。扉ひとつにも、最高の材質を使ってくださっているのだ。

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   阿弥陀様は、仏壇のおそうじをしてくださった時に、御光の一部と、左手が外れたのだ。修復機材も持参されていたが、結局、高山の工房で修繕されることになった。

   この阿弥陀様も、Hさんの作品だ。しかし、一刀彫ではなくて、寄木造なので、いくつかに解体することができる。修復箇所だけを丁寧に包んで、高山に持ちかえってくださった。

  3階の阿弥陀様は、華座と光背だけが残った。『観経』の第七華座観や第八像観ではないが、こうして部分部分を拝ませていただこくは滅多にない。でも、お留守の間、前に「南無阿弥陀仏」のお名号を安置することにした。

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