バズ・セッション
今年の支部長研修会の講義。 一方的な講義をするつもりはなかった。単なる話し合いではなく、ブレーンストーミングの手法での「バズ・セッション」を行う。
バズとは、ハチがブンブンという音のこと、セッションとは、会議のことだ。6名のグループを作り、その中でルールを設けて活発に話し合う手法だ。
これは、全体のメンバーが多くても(30~50名)でも、6名ずつのグループを作れば、誰もが平等に発言できる。その様子が、まるで、ハチの巣を突っついたときのように、ブンブン、ガヤガヤと、にぎやかなのが、「BUZZ」という名前の由来だと聞いたことがある。 多くの人数でも、平等に、自由に活発な討議ができるというメリットがあるのだ。しかも、一つのテーマを 「6人で6分ずつ」(6×6)をひとつの標準にしている。
華光では、もう40年以上前から導入されている手法だ。
これは、ブレーン・ストーミングの一種である。ブレーン・ストーミングとは、文字通り、頭脳を出し合い、協力して、アイデアを出しあう発想法で、テーマに対し、参加者が自由に意見を述べることで、多彩なアイデアを得るための会議法。後は、ぼくが独自に考えて、事前に皆さんにお話するルールである。
1)誰もが協力的に、積極的に参加する。
2)頭から相手の主張を否定しない。
3)そのためにも、私(I)メッセージを遣う。
4)そして、最後まで聞く。
5)ただし、限られた時間なので、特定者だけの発言では終わらない。(1の協力的に関連)
6)時間と交通整理のための、司会役を置く。
7)後で発表するので、意見を書記役をもうける。ただし、無理に意見をまとめなくも、出たままの発表でもよい。
ここで大切なことは、誰もが勇気をもってメンバーとして参加し、積極的に発言することだ。こんな考えは笑われるだろうなとか、これは正解ではないなーでは、新しい発想も生まれないし、気づきも起こらない。それを否定的しないで、積極的に傾聴する。誰もが平等に尊重されると、何よりもイキイキとした雰囲気になるのがいい。安心感が育成されていくのだろうと思う。
今回は、「浄土真宗の魅力は何ですか」とか、「華光のよいところは何ですか」などというボジティブなテーマから始めて、いま抱えている課題について深めてもらった。この雰囲気を信仰座談会にいかしたいという声もあった。次回の法座ではぜひにという支部も。
面白かったです。
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