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老兵は消え去るのみ

 館内引っ越しを繰り返して、いろいろなものを捨てた。

 これは何かわかりますか?

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 空けてみたのがこれです。

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 平成の生れの方には分からないかもしれませんね。

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 正解は、豆炭「あんか」でした。

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 初代華光会館で、報恩講の時に、皆さんの足を温めきた「あんか」。報恩講の名物は、夜座の「ぜんざい」だった。夜座の間に、1階の台所で、「ぜんざい」のために餅を焼き、そして宿泊する人たちのために「あんか」の豆炭を焼くのが、婦人会の当番のたいせつな仕事でした。

 またひとり、老兵が静かに消え去っていきました。

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