それは違う
華光会館の改修工事は、廊下や階段部分のクロスの張り替え、教室の天井工事と電気配線、そして1階の住居部分と、バラバラに同時進行している。繁忙期とあって、クロスの職人さんも朝8時に来て夜も8時前まで作業される。新規ではなく、古いものを剥がしての作業はなかなか難航しているようだ。階段部分は内部に足場を組んでいるので、工事中は立ち入りができない。
夜、仮住まいで3階の救護室に寝ている連れ合いが、慌てて戻ってきた。 「あんな色を頼んだの? クロス、間違ってるんじゃないの?」と。
「電気も撤去中で、暗くてくすんで見えるのじゃないかな」と言いながら、作業が終わっていた4階から3階の部分を見る。一目で、こんな色を頼んではいないという色だ。
クロス、天井、幅木、トイレの床、襖と、とにかく細かい決め事が多い。クロスだけでも、廊下も2種類にしてポイントを作り、事務所、教室、研修室、1階の庫裏と、それぞれ違うクロスにしている。真っ白は汚れが目立ち、少し冷たい感じがするので、アイボリやベジューが混ざったものを選んだが、どれも白系統であることは確かだ。でも、これは濃いグレーで、ずいぶん、廊下の印象が違って暗く見える。
大急ぎで見本を探し、大量に発注されていた在庫と、型番を照らし合わせた。番号が違う。たった1番号だけなので、デザインは同じだが、色が違うのだ。もしかして、ぼくが発注ミスをしたのか。慌てて書類などを探す。どうやらこちらの記録では、間違いないようだが、間違って伝わったということもある。深夜なので連絡はできずに、心配なままで休んだ。
翌朝一番、現場監督に報告。すると、「ああ、そうなんです。あれ、間違いよったんですわ」と、アッサリ。「乾かないと剥がせないので、そのままにして帰ったんです」とのこと。いや、それなら伝えてよとい感じもしたが、正直、ホッともした。終わってからだと工期が伸びたり、もし伝え間違いなら、お互いにいやな気分になることろだった。
タイトル、あなたのことじゃなくて、よかったね。
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