冬の北海道(2)~昭和新山・有珠山~
まずは昭和新山へ。田園地帯だったところに、昭和18年12月から昭和20年ころにかけて、地震や噴火などの火山活動を繰り返し、山が隆起して、成長を続けて、溶岩ドームとなり、あたりの集落は消滅したという。
昭和の奇跡とあるが、その昭和も終わり、平成も終わろうとしている
有珠山ロープウェーに乗って山頂へ。ちょうど洞爺湖と昭和新山の眺望が開ける展望台も霧が立ち込める。しかも山頂は寒い。もう一つ上に防寒着を借りて着込み、火口原へ向かう。距離としては徒歩で10分程度のハイキングである。たぶん冬以外、また好天の日なら問題ないのだろうが、横殴りの雪が吹きつける。防寒をしていても寒く、しかも視
界は開けない。それでも引き返さずに歩き出した。連れ合いが、小、中学時代、4キロ以上の道を大雪や吹雪の中でも通学していたというご苦労を聞かさ
れていたからだ。せっかく火口原に来ても何も見えない。カメラもスマホも、寒さのためにバッテリー切れになっていた。
引き返したら、今度は晴れ出した。これが山の天気というか冬の天気なのでと、案内係の女性が言っていた。
おかしくなったのは、デジカメやスマホだけではない。寒さのために、ぼくの顔はニキビのような湿疹が一杯出ていると、みんなに驚かされた。寒かった~
≪↑戻ってきたらまた晴れ間、洞爺湖と昭和新山≫
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