龍谷大学ミュージアム「仏教美術のいきものがかり」
常設展だったので、これまでも見慣れた展示が大半たっだが、アジア仏教の展示は、釈尊の生涯やインドや東南アジアの初期仏教の姿が、視覚的に展示されているので、仏教理解の上でもなかなか面白い。それに日本の寺院で拝観する如来像とは違って、ガンダーラやシルクロードなどの、と
ても凛々しいお姿に触れること触れることもできる。
ただそれに比べると、日本仏教の展示はかなり寂しい気がする。
今回は、特別展示で、「仏教美術のいきものがかり」と称して、涅槃図や仏教説話などだけでなく動物の姿や神仏に寄り添う動物たちの像や絵画が集めてあった。
もう一つは、仏教伝道協会の沼田先生の依頼による野生司香雪画伯の「釈尊伝」が展示されていた。インド政府から招かれて、サルナートの寺院の壁面一杯に釈尊伝を描かれているのを拝見しているが、それに比べると小振りだが、未完のまま遺作となったものだ。
小さなことが、展示の説明のところの誤植が多くて、お母様の「摩耶夫人」を「摩耶無人」としている。たぶん「ふじん」というなのら「夫人」に変換できるのだが、「ぶにん」と読みならわすので、そのまま入力して「無人」となってしまったのだろ。
本山にお参りして、ここで子供に念珠を買った。前は子供用だったが、もう大人のものである。
マノアマノで遅いランチをした。子供たちが帰ってきている間にと思っていたのでよかった。二人を連れてきたのは2年ぶりなので、お店の方は二人の成長に驚いておられた。奥の蔵だったのがまるで自宅のようにに寛いだ。
≪向かいの伝道院の阿吽像も、いきものがかり≫
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