穏やかな修正会
修正会。例年より早く支度が出来て、道場で参詣の皆様をお迎えする。
今年は初参加の方もあった。また、子供連れも3組あって、例年よ
り賑やかだった。また、毎年、この修正会だけお参りくださる方もある。
例年のように、一同で、「正信念仏偈」をあげ、「現世利益和讃」を頂く。ゆっくりと、大声であげさせてもらう。最後に、「聖人一流章」の拝読。振り向くと参詣者が増えていた。
ご法話は、父の得意のネタである、人間が、ロバ、イヌ、サルからの寿命をもらって長生きできるようになるが、その分、ロバのように汗水たらし
て働き、その後、家族という鎖につながれて、番犬をして、財産や家庭を守るのに必死で、最期はサルのように笑いものになって死んでいくというもの。哀れというもなかなか愚かなりである。
特にそのサルの姿を、「ぼけますから、よろしくお願いします」の映画を通じて、認知症のテストを交えてお伝えした。
では、サルのあとはどうなるのか? ここで終われば、人生訓である。死んだらそれでおしまいではない。後生に一大事があることを教えて下さのが、仏様のお智慧。
真実を明らかにする光明の働きを、親鸞様の「真実明」の左訓を頂いて結んだ。
[真というは偽りへつらわぬを真といふ。
実というは必ずもののみ(実)となるをいふなり」もののみ(実)となるをいふなり」
真実とは、本当のことを偽ったり、ごまかしたりせずにはっきりと示してくださるが、同時にそれは冷たいものではなく、迷えるものの実、虚仮のわたしの身となって寄り沿って下さのだと、お味わいさせてもらっている。
そんな真実で出遇うことがなければ、本当に空しい人生ではないろうか?
今年もどうぞよろしくお願いいたします。南無阿弥陀仏
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