豊国神社~方広寺~耳塚
マチャプチャレは、正面通という東西に走る道に面している。正面通は、渉成園、東本願寺、西本願寺で中断されるが、両本山の正門を通っている。そこは敬意をこめて「御前通」とも呼ばれいるのだが、しかし東西本願寺の正面から名付けられたのでなはい。「大仏」
正面という意味である。京都に大仏? 実は、ここには奈良の大仏殿の三倍!という巨大大仏殿があったのだ。豊臣秀吉の造営である。何度も火災や大地震の被害を
受けて、今はもうない。
今は正面に秀吉を祀る豊国神社がある。せっかくなので、ちょっと参拝。この唐門も、国宝に指定されている。
たまたま結婚式の最中で、生の雅楽の雅びの音色が響いていた。
大仏殿はないが、豊臣家が滅亡の口実にイチャモン(陰謀)をつけれらた「国家安穏、君臣豊楽」の銘が入った方広寺の大梵鐘は残っている。巨大もなのなのに、戦中の金属供出を逃れたのだらう。
すぐ近くに耳塚という供養塔が建っている。秀吉の朝鮮出兵時、各武将が戦功の証として、朝鮮人の耳や鼻を塩漬けにして持ちえ変えたものだ。本来なら、首なのだろうが、嵩張りすぎたのだろう。当日、朝鮮半島では、耳や鼻のない人がたくさんいとう文献を読んだこともある。
今回は行かなかったが、豊国神社には馬塚という立派な五輪塔もある。
耳塚の向いにある老舗の和菓子、甘春堂で一服する。久しぶりにお抹茶を頂いた。小学校の頃から、ぼくは苦い抹茶が好きだった。今は、世界的にも抹茶味がブーム。
Kご夫妻ともお別れの時が近づいた。最後に奥様からご信心の話題がでた。
一味であっても百人百色の姿があるのが仏法である。老若男女、国柄、そして性格も違うのだから、それは同然だ。しかし、他力の本願のご回向であるのながら、その底は一味の味わいが流れている。凡夫は凡夫の仕事をし、仏様の仕事はとってはいけないのである。私に仏様の心配は入らないのである。
(↑盛り土の上に五輪塔の耳塚)
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