豊岡市立歴史博物館-但馬国府・国分寺館-
さて、当地のご主人は、華光以上に、近くにある但馬国分寺(浄土宗で、国分寺なので東大寺も関わっている)の復興のために長年、尽力されたようで、いろいろて表彰や高僧の扁額か満ち満ちている。若き日の悟朗先生の御名号と、国分寺の文字が、並んでいた。
残念ながら、但馬の国分寺は無住で予約なしでは拝観できないのだが、薬師堂の扁額は、悟朗先生の「南無薬師佛」の書があるはずなので、いつかそれを拝ませていただきたいと思っている。
帰路、その国分寺とは直接の関係はないが、旧国分寺跡に立つ博物館-豊岡市立歴史博物館に立ち寄った。たまたまた博物館の日か何かの記念日で、入場無料だったので、喜んで入らせてもらった。
天平年間(いまから1250年前・奈良時代)、聖武天皇は、各国に1ケ寺ずつ、国分寺と、国分尼寺の建立の詔を出す。但馬国は、この日高の地に国府
(今の県庁)が置かれて、政治、経済の中心であった。その国府に隣接する地に、巨大な国分寺が建立されのである。その国府や国分寺の跡地に、この博物館が立っていた。別名-但馬国府・国分寺館-という別名が示すとおりである。それで、この地で発掘された遺品が展示されていた。他にも、何千年前の考古学の遺跡もあった。
長年、訪れてきた日高の地だったが、初めてこんな歴史があることを教えてもらったのである。
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