新潟での寺院布教
大谷派の寺院布教、報恩講である。何度か、同人でもある住職と打ち合わせをした。これまで一日勤めだったのを、もう1日法座を増やしてくださった。最近は、報恩講の法座数を減らされる(そうせざるおえない)お寺もあるが、逆に、前日の夜座を持ってくださった。ただ、住職の焦点が3つもあることが
わかってきた。一つは、ご門徒さんのご教化。二つ目は近隣のお寺さんにもお参りいただきたい。さらに、新潟の華光同人の法座も持ちたい。でも、3座の法話だけでそ
れをすべてかなえることは、かなり難しい。では、どこにいちばんの狙いがあるかというと、まずはご門徒方へのご教化だというので、法話もそこに焦点を当てることにし
た。
ご住職は、いろいろと事情のあったお寺に入寺され、ご門徒さんと協力してここまで復興されてきたという。ここまではいろいろなことがあったようだ。それでもこれからは、法義の上でも力を入れていかれたいとういうのである。まずその緒についたところなのだが、そのお心がとても頼もしくも、うれしい気持ちであった。し
それで、ご法話も、なるべく仏語は使わずに、またゲームも交えながらも、後生の一大事、自分の問題として聞くの二点を強調するお話を申させていたたいだ。
初日の法話後は、世話役さんたちと懇親会もあった。単なる飲み会にならずに、各人が、ざっくばらんに不審のところをお話くださったのが、とてもよかった。親睦という意味でも、ぼくもフランクに皆さんと接していった。
2日目は朝、昼の2座で終わり。最後は、法話の後に、法要があるという形だった。お東の法要にご縁をいただき、これもまた有り難かった。その後、お仲間のご住職方の慰労会に参加した。出勤もないのに、フルでお参りくたさったご住職もおられた。だいたい世代的的にせ同じ方々で、皆さんのご関係から、お寺のご事情や感じておられる問題点などもお聞できて、楽しい集いだった。
お酒が入っていたが、宿に場所を写して、華光同人を中心にした座談会。法座にも出られなかった僧侶の方も、お一人ご参加くださる。少人数だったので、かなりつっこんだご示談にもなったが、力はいって、ちょっと急ぎすぎたかもしれない。
結局、当初の狙いどおり、焦点にしていた三点をそれぞれ、叶えることが出来たようだ。最初の企画としては、上出来ではなかったとかと思っている。まず最初は、ラポート(親密になること)がないと話も聞いてもらえない。おかげで来年以降にもつながるご縁になったようだ。
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