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聖典講座~定善(2)宝樹・宝池・宝楼観

 4、第四観・宝樹観[樹想]【十二】

  地想観が成就したら、次に極楽の宝樹を観想していく。
・宝樹は、七重の並木として繁り、高さは八千由旬、その枝葉は二十五由旬に広がり、金、銀などの七宝の葉と花を具足し、さらにそれぞれがさまざまな色彩の光明で輝いている。その枝は真珠のついた網で覆われ、その網と網の間には、華麗な梵天城のような宮殿が並び、多くの宝石で着飾った童子が並び、光輝いている。
・またその宝樹には、さまざまな美しい花が咲き、多くの果実が生まれ、そこから発する光明は、一切の仏事を映現し、また十方仏国を顯す。
 ・同じように、幹、枝・葉・花・果を次第して観ぜよと述べられる。

 5、第五観・宝池観[八功徳水想]【十三】

 次に、極楽の宝池を観ぜしめる。
 ・極楽には八種の池があり、それぞれが如意宝珠より噴出した十四の流れとなり、黄金の川に沿って流れ、七宝の色彩を輝かせている。その川の中には七宝の蓮華が咲き、その水の音は、悟りの法を説く(苦、空、無常、無我や六波羅蜜)。
・またその宝珠より黄金の光明が輝き、百宝の色鳥と化して、常に念仏・念法・念僧の讃嘆する説法をする。その八功徳水の宝池を観想せよ。
・八功徳水とは、1澄浄・2清冷・3甘美・4軽軟・5潤沢・6安和・7除疾患・8身体増益

 6、第六観・宝楼観[総観想]【十四】

 次に、極楽の宝楼を観ぜしめる。
・五百億の楼閣がそびえ、その中には無量の天人が自然の音楽を奏で、その音は虚空に満ちて、念仏・念法・念僧の讃嘆する説法となることを観想せよ。

 以上で、浄土の第四の宝樹、第五の宝池、第六の宝楼の荘厳相を観じ終わるので、総観想と名付けられる。最後に、滅罪の功徳と、正邪の注意が述べられる。

 第一、第二とその延長の第三観が一連であったように、第四、第五、第六がまた一連の観想であると窺える。

 が、皆さん、浄土の相に付いていけず、輪読するのが精一杯。たまらず居眠りするかとも数人おられるのも、続けて読んでみると、もっともなことだと思った。

 悟朗先生曰く、「出来もしない定善の説法を乞われた韋提希夫人だったが、あまりに難しくて、思わず居眠りしてしまいす」と。すると、釋尊はおもむろに、

 「あきらかに聴け、あきらかに聴け。これから苦悩を除く法を説くぞ」と言われると同時に、阿弥陀様が韋提希の目の前に立ち上がらる。住立空中尊の第七華座観へと続くが、それは11月の聖典講座で。

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