地震(1)~阿弥陀さまが飛び込む~
朝、突然、大きな揺れがやってきた。
すぐ机の下に潜った。時間にすると、20秒ほどか。案外、落ちついておれたのは、揺れが短かったからだ。長かったら、もっと恐かったかもしれない。
すぐ母のところに行って、安否確認。事務所や廊下には、本や書類が落ちていた。2階では掛け時計が落ち、その下にあったがボットがひっくり返っていた。が、お湯は入っていなくて助かった。2階のお仏壇は大丈夫。阪神淡路大震災の時には、教室の阿弥陀さまの小指が折れた。
直後、「聞法旅行は中止になりますか」といった気の早い方からお電話。まあ、先はわからないだが、この程度なら中止にはならない。埼玉にいた連れ合いからも電話。その後、いろいろな方からお見舞いの電話をいただく。
全般に被害は大きくなさそうだが、震源地が高槻と聞いて、心配になる。Rちゃんのところには、生まれたばかりの赤ちゃんがいる。最初、電話は通じず、ラインなどで無事は確認できた。その後、電話もつながり、元気な声が聞けて、安堵した。とても怖く、不安だったことだろう。
3階のお仏壇を見にいった母から、「如来さまがたいへんになっている」との連絡。急いで駆けつけると、蓮台はそのままに、、阿弥陀さまだけが、前に頭からダイビングされているではないか。扉で止まっておられたがゆっくり開扉したので、下には落ちてこられなかったのだ。幸い、傷もなく、ぼくでも復元できて、一安心。
いつも法話では聞いていたが、ほんとうに阿弥陀さまは、からだこと飛び込んでくださっているんだなと。火宅無常の味わいのほかにも、目にもの見せて頂いた。南無阿弥陀仏
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