石川県立歴史博物館~兼六園
春先、服装に迷うことがある。 先週の福岡は春のコートを着ていったが、半袖でもいいほどの温かさ。今週の金沢は寒の戻りだそうだが、迷った末、荷物になるコートはやめた。覚悟はしていたが、想像以上に
寒かった。北陸の天気はころころ変わる。タクシー運転手さん曰く、「弁当忘れても、傘を忘れるな」の典型的な北陸の天気です」と。雨かと思えば日差しがでて、それがすぐ曇って冷たい雨になる。雷に
なったと思ったら、土曜の夜と日曜の朝、2度も雹にって激しく窓ガラスを叩いた。
先々週の福井はまだ梅だったのに、もうすでにサクラの見ごろが済んでいる。一気に咲いて、この天気に散ってしまうということ。会場からのサクラもいま一つ。
法座が終わって、列車までの時間、金沢散策。寒さと雨をさせて、
支部長さんお勧めの「石川県立歴史博物館」へ。
赤レンガの風情のある建物が3棟。もともとは陸軍の兵器跡だったのが、文化施設に生まれ変わっている。お勧めは、一向一揆の資料があること。加賀の一向一揆は、日本史唯一、「百姓が持ちたる国」を生んだ。その
関連品や詳細なビデオ上映があった。蓮如上人や顕如上人のことも分かって、15分ほどだが、見応えはあった。
今も道場形式の趣ある寺院が残っているようだ。この地には、蓮如さま以降、真宗の歴史が息づいていることがよく分かる。他にも、能登を中心にした民衆の信仰や生活に根ざした「祭り」シアターも見応えがあって、公共なので安価でありながら見応えはあった。また、加賀本多博物館も並館している
のだが、加賀といえば「前田家100万石」なのに、なぜ「本多家」?と不思議に思うなのなら、ぜひに。
せっかくここまできたで、兼六園も少し散策する。一昨年は、満開サクラ、昨年は、まだ早かったが、今年はかなり散りかけている。同じ時期でも、毎年変わる。入場料が無料だったの
は、前回も同じ。でも、天候のこともあり人手は少なめだった。とにかく寒い。晴れていたのか雨になったかと思うと、白いものも交じっている。みぞれである。傘を持つ手も冷たい。足早に駅に戻った。
今日は、ストーカー聞法中のSさんと一緒。写真撮影にも協力してもらった。ありがとう。
彼女とは新しいご縁だが、京都はいうまでもなく、先月から、東海、日高、そして北陸とご一緒している。彼女曰く「私はスタンプラリー聞法です」と。なるほど、各支部を順番に回っているわけですね。ストーカーよりもこのネーミングのほうがぴったりくるようだ。毎年一人ぐらい、こんな人が出るのだが、やはり若い人は感性が柔らかい。でも、聞法は、スタンプが全部たまったからといって完了とはいかないので、ご用心。
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