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福井法話会にて~仰せを聞く~

Img_5462 福井東別院を会所にした集まりにお招きいただく。いわゆる「組(そ)」の聞法会である。

 『歎異抄』の後序から「親鸞一人がためなりけり」と題して、2座ご法縁を結ぶ。

 最後に座談会を行ったが、いつの間にか顔見知りの方だけになっていた。同人ではないが、昔からのご縁の方が質問された。

Img_5468 法話で「歎異抄」に触れたので「歎異抄」の九章に単する私見を語ってくださった。唯円房の不審に、親鸞さまが「親鸞もこの不審ありつるに、唯円房同じこころにてありけり」と申されたはころである。

 詳細は省略するが、質問者は、信心に不審などおこるのは自力だ。親鸞さまこんなことを仰るわけがない。だから、都合よく唯円が聞いた(聞き間違った)のだという解釈である。

Img_5466 確かに歎異抄の恐ろしいところは、ここにしかない記されないお言葉が多いことだ。しかもそれが、端的で、また身近な話題でますます魅力的に見えてしまうところで、特にここはすぐに握りやすい危険な箇所だ。ここはその趣旨をよくよくお聞きしなければならないところだ。

Img_5498 ただ、自分に都合が悪いから、従来の主張と違うかとはいって、なんの根拠もなく、都合よくねじ曲げたり、自分の解釈や思いに合わないから無理やりなかったことにしようという態度では、ご聴聞にはならない。

 今日のテーマの一つは、「仰せ」を聞くというところにあった。結局、自分で解釈したり、ねじ曲げたりしながら、自分が納得するように「聞く」ことを繰りかえしていても、まったく意味はないのてある。結局、真宗の聞法とは、そう都合よく聞いたり、解釈したりしている「私自身」の有り様が問われていくことであるのだ。

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