抜歯~親知らず(2)~
今度は、連れ合いが親知らずを抜く番がきた。
ぼくの時は、2本同時だったが、彼女は1本だけである。それだけたいへんなので、抜歯前から「必ず腫れます。その後、青アザになって、最後は黄色くなります」という説明があったという。
帰宅時の感じは、ぼくとは大差はないように思えた。
が、そこからまったく違った。
痛くて食事が食べられないという。ぼくが、散々、彼女に脅されいたとおりに、彼女本人がなったのである。
翌朝も鈍痛が続く、抜いたところがどんどん腫れてきた。「大丈夫?、可哀相に」と慰めたが、「眼が笑ってる!」と叱れた。「すみません」。実は、眼だけではなく、顔をみるたびに、口元が、にやけてくるのだ。まるで「こぶとり爺さん」、いやいや「こぶとり婆さん」になっているからだ。さすがに本人もマスクを着用しだしたが、しばらく痛みで食事はノドを通られない様子だ。
かなり腫れが続いたが、その後は、どんどん青アザになってきた。まるで、拳で殴られたかのようだ。打撲での内出血なのであろう。出会った人には、「DVに遭って…」と冗談で言っていたが、「ああ、AVですか」と間違う人がでた。いやいや妙な趣味はない。「AVではなく、DVです」と訂正していた。
1週間たっても状態はあまり変わりなかったが、その後、徐々に色が薄らいぎ、青から黄色になって、2週間ほどでやっと収まった。
でも悪いことばかりではない。その間、小食だった分、ダイエット効果は抜群で、体重面で逆転されてしまった。まあ、やっと「お酒がおいしい」と、いつもの調子に戻ってきたので、またすぐにもとに戻るだろう。
からかわれた分、散々、笑っていたが、3月に入ると、再びぼくの番がやってくる。今度は右側の上下2本。前回のことで、あまり不安はなかたっのだが、連れ合いの姿をみると、嫌な気分になってしまった。
そして下旬には、最後に彼女の番がやってくるという塩梅。
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