映画の日なのに、、そして『不都合な真実2』
12月1日は映画の日。
朝刊の1面を見て驚いて、まだ布団の中にいた連れ合いを起した。
「京都みなみ会館、来年3月で閉館」。
1面だったのは、京都新聞だからだが、新聞記事でショックを受けたのは、久々。最近は、ネットやテレビの方が先行していくからだ。閉館通知の告知が1枚、夕方に郵送されてきた。ビルの老朽化での耐震性の問題と、契約更新が絡んでいるようだ。
歩いて行ける距離に2軒の映画館がある。ひとつは、大型ショッピックモールの中のシネコンだが、京都の映画館では一番縁遠く、年に数回程度利用する程度。唯一特典がないからだ。
そしてもう一軒が、このみなみ会館だ。映画を見るようになったのも、この映画館のおかげ。京都シネマができる前は、京都で唯一のアート系映画館だった。名画もみたし、一般にはしられない佳作映画もたくさん見せてもらった。中学校への通学路にあるが、そのころはピンク映画館。お色気ポスターにドキマギしながら覗き見していた。夏休みだけは子供向けのマンガ祭りで怪獣映画などもやっていた。それが、同じ地区にある企業が買い取り、アート系の映画館に生れ変わった。かなりコアのファンも多い。ちなみに買収した業者の社長は同級生で、中学生の頃には、彼の自宅で、一緒に宿題をしていた。
ただ、ほくは、最近は京都シネマで大半の映画を見るし、松竹系のmovix京都や桂川のイオンシネマなどのシネコンにもよく行くので、みなみ会館は4番手くらいになっている。それでも、マニアックなライナップは魅力だし、近いというメリットは大きい。法座の開始前や開始後でも通えるからだ。そして、5分前に家を出ても間に合うのだ。
そう考えると、たいへん残念だ。来年3月まで。もう少しお世話になるだろう。
といいつつ、今日は映画の日なので、二条にある東宝系の映画館へ。
元アメリカの副大統領のアル・ゴア氏の『不都合な真実2』~放置された地球~。
やっぱり前作の方が、断然、面白かった。あの時は、歴史的大接戦の末、共和党のブッシュ大統領の政権下で、逆風の中での活動がこころ引かれたが、その後、民主党のオバマ政権になって、政治の中枢ともパイプが生きている。でも、 最後にトランプ大統領が登場して、今度は猛烈な暴風雨である。それだけに、映画の最期の演説は感動的だった。
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