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歯医者から西山別院へ

Img_4978今年も残すところわずかになった。
ぼく個人のところでも、さまざまなことがあった。そんな今年1年を漢字で顕す、わが家の一字は「歯」ということなるだろう。信頼していた歯医者Img_4979が、高齢になって4月で廃業されたのだが、それで苦しめられている。それは来年にも持ち越されて、二人とも年明けには親不知を抜かねばImg_4975ならない。わが家だけでなく、事務所のTさんも同じことで苦しんでいるようだ。

今日も歯科の予約で、ご縁があって桂(西京区)に通っている。実Img_4985は、以前の歯医者も上桂にあった。元連れ合いの紹介だ。そこが廃業になって、ブラジルにいる彼女も困っていると、先日、別の歯科を紹介してくれたImg_4986が、それもやはり桂にあって,実はその前を通って今の歯医者に通っているのが、ちょっと面白い。歯医者は、西山別院前を左折し、2~3分というとこImg_4980ろにある。

今日は、いつもより早く診察が終わった。珍しく痛くなく元気もある。いつもはグッタリしていることが多いが、西山別院にお参りしていくことにした。

ここは本派の僧侶なら、誰もが特別な感慨のある場所だ。得度習礼も教師教習も、ここで行われているからだ。つまり、僧侶の第一歩がここから始まるのImg_4984だ。ぼくが得度してから35年以上経過した。教師教習は大学院時代だがそれでも30年はたった。この地にたってもどこでどうだったのかは、もう覚えていない。それでも懐かしさと同時Img_4987に、初心に戻るような気もする。

本堂、こんな狭かったのかなと。とにかく足が痛かった。そして寒かった(その年は記録的に寒い冬だった)。暖房は、まだ火鉢。叱られこと、怒鳴られたこと、失敗したこともよく覚えている。

ここは、本願寺の第三世、覚如上人の墓所でもある。早朝、、「かくそいませし西山に~」と、ラジオ体操の後歌った。最初、「かくそ」の意味が「?」だったが、覚祖とは覚如上人のことである。幼稚園の園庭が挟まれて前まではいけなかったが、手を合わせることができた。

風は冷たいが、青空が広がって気持ちのいい一日。
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  ≪覚如上人の墓所≫

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