充実した月例会
今月の月例会には、東海大学名誉教授で、老年科医師でもある奈倉先生がゲストとして参加してくださった。
仏教大学の四条センターでの「ビハーラ実践と仏教カウンセリング」を受講したことから、先生とのご縁が生まれ、お誘いしたら、快くご出席下さったのだ。その顛末は、ここでも触れている。
ご自身の歩みとして、京大病院で老年科を立ち上げられたころのエピソード。大学病院の医師でありながら、カウンセラーとしての学びを志された経緯、さらに浄土宗の僧侶としての僧籍をとられた時の気持ち、そして、お念仏との出会いは、先生の回心体験は、たいへんありがたく深い内容で、正直驚いた。
しかも一方的にお話されるのではなく、皆さんの声を聞きながら、その時の適切な話題を提供されるスタイルで、介護と看護の違い、そこで援助的人間関係を結びとはどういことか。いかに適切な環境作りをするかなど興味深い話が続いた。
大半の方は、先生とは初対面だったが、皆さんとても喜ばれていた。刺激を受け、興奮気味の様子だった。ここは研究会といっても、単なる知的学習に止まらず、温かい雰囲気の中で、次々と皆さんの声が続いていい集まりとなった。
その勢いで、来年度の真宗カウンセリング研究会の半日ワークショップ(講演会)の講師をお願いした。週末(たぶんぼくの都合で土曜日になるだろう)に、日程調整をして、ぜひとも実現したい。
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