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国東半島の神仏たち(4)~元宮磨崖仏

  真木大堂を後に、今回のメーン富貴寺に向かう。Img_3498_2
 道中、右手に神社をすぎると、すぐ磨崖仏を見つけた。すぐに車を戻す。手元のガイドブックには出ていなかったので、もし道に面していなかったら、通り過ぎていただろう。大きな岩肌に、不動明王を中心とした5体の像が彫刻されている。
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 なかなか立派なものだが、ここまで拝観してきた仏さまは、平安時代(藤原時代)の作なので、室町時代となると時代は下がるが、それでも国の指定史跡である。写真は、不動明王。
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 最近(21世紀になって)磨崖仏を覆う堂が設置され、まだ真新しい。
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田染八幡神社の北側の岩壁に抉られた龕(がん=仏像をおさめる厨子)に、不動明王を中心とした5体の像が彫刻。不動明王の左側にはかって制咤迦童子があったと言われるが、現存していない。地蔵菩薩(声聞像)は他の像に比べて小さく、後世に付け加えられたものであるとされる。

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 せっかくなので隣の神社にも立ち寄る。田染元宮八幡社(たしぶもとみやはちまんしゃ).というそうだ。当然、八幡神社である。このあたりの古刹や神社は、宇佐八幡宮がもとになっているのだ。仏教の宗派では天台宗が大半。
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やはり神社でも仁王さまがおまつりされていたのが、特色的。

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