北海道聞法旅行(3)~美瑛の大自然~
2日目は、美瑛から始まるたいへん盛り沢山な日程となった。
まずは青い池である。
手元の2010年版の富良野・美瑛のガイドブックには、この池のことは一行も出ていない。が最近のものでは、大きな写真入りで紹介され、いまでは観光客がバスや車で大挙して押し寄せている。アジアからの観光客も多かった。ただ昨年の大雨で影響を受けて、池の手前は、まだ濁っていいたが、いまはかなり回復しているように思えた。季節や時間、天気によっても、池の色は変化する。池に立ち上がる枯れ木とあいまって、幻想的風景である。
青い池の上流にあるのが、白髭(しらひげ)の滝だ。こちらは橋上から眺めるのだが、バスを降りても滝は見えない。どこに滝があるの?という感じだが、視界に現れた瞬間、皆さん、歓声ををあげられた。ブルーに流れる美瑛川に、乳白色の白髭の滝はに美しい。まるで入浴剤でも流したかのような、見事な美瑛ブルーである。
しかも、この滝は、湖などから流れているのではない。岩の隙間から地下水が溢れ出ているもので、厳しい冬でも凍りつかないというふうに聞いた。
滝の上に目をやると十勝連峰が美しい。十勝岳〜美瑛岳〜美瑛富士。
この地形も十勝岳の噴火が造り出したものである。このあたりは、十勝岳ジオバークである。
せっかくここまできたのである。その十勝岳を望む望岳台まで足を延ばすことにした。
登山口の入り口ほんの一歩だけ足を踏み出しただけだか、ここが活火山であることがよく分かる。ゴツゴツした火山岩の台地は黒茶色である。
よく晴れているが、噴煙あがる十勝岳の噴火口のあたりには曇っていて、ちょっと噴煙との区別がつきづらいですが、、。
2年前の5月末は、すごく晴れていて噴煙もはっきり見えた。
このあたりにもまだ雪が残っていたが、7月はなくなっていた。
目を麓に転じると、美瑛のよく整備された耕地が広がってこちらも美しい。これからパーチワークの丘に向かっていく。
| 固定リンク