蕎麦の名店と筥崎宮
箱崎のY家のすぐ近くに隠れた蕎麦の名店がある。住宅街の中にあってわかりづらいのに、正午前には行列ができる。他県ナンバーの車まで来ている。ぼくは蕎麦が食べられないのだが、ここは天丼も名物。お安くはないが御馳走になる。
そして観光名所もある。筥崎宮である。例年、その前を通りながら、一度も行ったことがなかった。もちろん神社には用事はない。これを強調しておかないと邪魔くさい人がおられる。以前、
京都岡崎の平安神宮の大鳥居(京都市美術館前と写る)の写真がブログに乗っただけで、「無碍の一道にもほど
がある」という抗議をいただいた。無碍の一道に「ほど」があるのには驚いたが、こんなところがたいへん気に
なる方がおられる。某会で洗脳された方々だろう。
夏越祭で、屋台が出で賑やかだ。
実は、この神社で,ぜひみたいものがあった。一つは、亀山上皇像。しかし、お目当ての高村光雲作ではないので、これはまたのお楽しみ。
もうひとつが、楼門にある宸翰(天皇の書)である「敵国降伏」の扁額だ。蒙古襲来の昔に戻るが、亀山上皇が元寇の戦勝を祈願し奉納したものである。このあたりは最前線に近い。
第二次世界大戦末期、これが切手のデザインにもなるが、結局はぼろしの切手で終わる。戦後はGHQによって発禁になるが、アメリカ兵がお土産に持ち帰ったとか。日本降伏の戦勝記念とは、皮肉なことである。
午後の法座に間に合うよう、急いで戻ったが、それにしても暑かった。
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