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『教行証文類』学習会

 いわゆる『教行信証』を、読むことにした。

 大学時代、特に大学院時代に、いろいろな高名な先生の講義やゼミを受けてきた。また講義本も何種類も買って目を通してきた。それでも、難しくて理解は出来ていない。もちろん、解説書を読んだ時には、何か分かったた気にもなるけれども、じゃ、何が分かったのかと問われると、まるで広大な海原で彷徨っている気分だ。

 その後、恩師の信楽峻麿先生の『教行証文類』が全巻揃った。そして、最近、お東の藤場俊基師の『親鸞の教行信証を読み解く』を読み返してみて、ずいぶん刺激を受けた。お二人とも、伝統教学からは外れている。たとえば、お西の宗学院での『本典』講義などの参考文献には挙げられないという話も聞いた。

 もちろん、相いれない箇所も多いし、僕自身の理解が浅いところもあろう。いちばん根本的(他力廻向信の一念の領解)なところで、見解がまったく相反するのだが、批判を踏まえた上でも、これまでの講本にない面白さがあった。口述なので脱線というか読み物として面白い部分もあるが、それだけでなく、伝統的な枠にとらわれない視点が新鮮なのである。

 まだ講習会や聖典講座で話せるレベルではない。といって自分でひとりで講本を頼りに読んでいるだけでつまらないので、大学院などで専門の勉強をされた方々と、共に読み進めていくことにした。

 メンバーの意識や力量にまだ差があると思った。どのように進めるのかも、まだ漠然としている。しかし、この先、何年、かかるか分からないが、たとえ一人、二人になっても、頑張って続けてみたいという意欲だけは、十分にある。

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