兼六園の日本武尊像
昨年は、兼六園でも満開の桜が満喫できたが、今年はちょっと残念。
でもまだ梅を楽しむことができた。1本だけだが早咲の桜もあった。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)像を発見した。昨年は、気付かずに素通りしている。
今年は、ちょっと興味をもっていたのだ。何でもハトなどの鳥が、絶対にとまらないのだそうだ。そのことを研究し、イグノーベル賞を受賞した学者さんのことを深夜番組にした。日本では、もっとも古い銅像らしいが、鋳造の過程で、鳥が嫌う成分が含まれているのだそうだ。そんな研究が何のためになるかというと、害鳥駆除に役立つというのである。なるほどね。
そして、もうひとつ感心したことがある。ガイドさんの説明に耳が入ってきたが、両脇に立派な松(お花松)は、東西本願寺の御
門跡(説明のママ)が、競うように寄進されたものだという。その意味では、明治期(西南の役以降)のことで、加賀藩の前田家と
はゆかりのないものだが、東から寄進された松は、兼六園でも1、2を争うほどの立派な松だそうだ。確かに、すごい枝振りだ。明治維新以降、政治的には、長州側(新政府)にあったお西に比べて(幕末には新撰組が睨まれた)、徳川側のお東は劣勢になったので、盛んに新政府にすり寄っていくのだが、もしかすると、こんなところでも頑張ったのかもしれない。
≪早咲きのサクラ。この樹だけ咲いていた↓≫
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