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広島支部法座~四世代の法縁~

Img_9084  お彼岸の日曜日の広島支部法座。 

   オープン戦なのに、もうマツダスタジアムはずいぶん盛り上がっている。WBCの余波で、日本のプロ野球も熱を帯びている。 

  春といても、桜はこれからだ。今年はかなり遅いようだが、会場前Img_9085_2の公園の早咲きの桜は、一足早くすでに満開で、青空に色鮮やかである。

でも、今月の法座の顔ぶれは、負けずに色鮮やかであった。

  あるご家族が、高齢の祖母を先頭に、母、娘、孫娘の四世代が揃っておられる。他にも、祖母-母-娘の三世代のご家族もおれらる。ほぼ女性陣ばかりである。法事でも、年忌でもない。純粋な聴聞の場に、世代を超えた人々が、一同に会して、共にお念仏してくださる姿が勿体なかった。

Img_9088 特に、四世代の方は、娘世代で、ごきょうだい三名-つまり姉-弟-妹が前列に並んで、ご聴聞くださっていた。これまで実現しなかった顔合わせだ。義理もなければ、強制もない。聴聞の場に、誰からも押しつけられずに、皆さんが揃ってくださったのだ。これまでのさまざまな経緯、苦労を知るだけに、これはとてもとても不思議で尊いことだと喜ばずにはなれなかった。もちろん、まず聴聞の場に座られただけで、これからが出発点だ。がしかし、その場に座ってくださっていたことだけでも、尊い宿善の現れだと拝まずにはおられない。

 すべて阿弥陀さまのお力である。

「ここに集まるみ子たちは
 仏の力で参りきて
 喜び、うやまい、たてまつる」
(「十二礼」子供聖典バージョン)

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