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創意と工夫の法話

Img_8926   寒中子供大会。参加者が集まりが悪く、世話役はお誘いに苦労された。仏青世代も、大人も少ないが、寒中子供大会なのに、子供の参加者が特に少なかった。幼児も含めて、どうにか開催にこぎつけた。

 にも関わらず、法話担当の生方は、いっさい手抜きをされない。母も言っていたが、人数が少なすぎると、準備にも力が入りづらい中で、子供たちが飽きないようにと、何枚ものかわいい絵を描き、クイズを出し、ギターを弾いたり、馴染みのある歌を歌ったりと、その創意と工夫の熱意には頭が下った。皆さん、仕事を持ち、または子育てを真っ最中に、Img_8977時間を割いて準備をしてくださっているのだ。中には、準備の途中で眠たくなったので、セロハンテープを瞼に張ってまで頑張たという方もあった。いつもは子供たちの感想文を中心に「はちす」を発行するが、今回は、先生方の法話を「華光誌」に掲載してほしいとの声もでた。ただ、視覚や聴覚にも訴えた法話だったので、ただ文字を観るだけでは十分に伝わらない点があるのは残念だ。次回の機会には、先生方のこの並々ならぬ熱意にImg_8982触れていただきたい。

 それにしても、子供たちは正直だ。興味のあることには集中できるが、すぐに飽きてしまう。大人と違うのは、それがすぐに態度に現れる。あくびをする、「エー、まだあるの」と正直に言う。幼い子は、じっとしImg_9031ておれずに歩き回るものもいる。

 では、私たちは、それとどう違うのか。大人は、しつけていただいたおかげで、じっと座っていることはできる。しかし、退屈になると居眠りし、他所事を考え、心はここにはあらだ。表に出さないだけ、質が悪いのかもしれない。まざまざと私の姿をみせつけられる。

 だからこそ、あの手、この手の種々のご方便があり、そのたまもので、いま仏法を聞く身にまで育てていただいたのである。

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