冬の北海道へ(5)~層雲峡~
昼過ぎから、 上川町にある層雲峡へ。途中、「愛別」という四苦八苦のような地名を経て、層雲峡温泉へ。ぼくは二度目だが、子供たちは初めてだ。大雪山系とあって、とにかく寒かった。
夕方に着いて、流星、銀河の二つの滝を観に行ったが、寒さで見学は明日にして、温泉に入った。楽しみにしていた「氷爆祭り」は少し先のことで、いまは準備中だったのは残念。最初、間違って「水爆
まつり」と読んでしまったが、よく考えるとそれでは恐ろしすぎる。「水爆」ではなく「氷爆」だ。氷がきれいな水色だったのが印象的。本番では、夜間にライトアップされるそうだ
が、極寒の中で映えることだろう。
翌朝、リベンジして、流星、銀河の二つの滝を観に行く。昼間でも風が冷たい。石狩川は流れている。流星の滝は、すぐにわかったが、銀河の滝がわからない。売店で尋ねると、「目の前に見えてますよ」といわれる。見事に凍っているのである。まずそれに驚いたが、凍った滝を登っている人がいることにまた驚いた。ロッククライミングだ。何名かのパーティーが滝
を登りかけようとしていたが、なかなか容易なことではなさそうだ。
層雲峡温泉より北見方面へ、小函から大函にも足を伸ばした。新大函トンネルを過ぎるとすぐ左手が大函。マグマの冷却などで玄武岩が六角柱状垂直に発達した柱状節理の巨大な岩壁が、
屏風のように並ぶ渓谷美で有名だ。ところが、せっかく来たのに昨夏の台風の影響で通行止めとなり、近付けない。大型重機が、護岸や岩肌を工事中だ。
ならば、大雪ダム湖を目指した。大雪山系と湖の眺めが美しい。予想外だったが、見事に湖が凍って、その波形の紋様がとても美しく感動的だった。にもかかわらず、観光客がだれもこなく、穴場中の穴場。夏場の緑も美しかったが、厳しい気候ならでは白銀の美しさが堪能できた。天気はよかったが、大雪山系はそこだけガスがかかって、ちょっと粘った見えなかったことだけは残念。
でも、子供は雪の中に倒れこみ転がり続けるのでした。
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