『君の名は。』
「『君の名は。』を見た?」
高山で、高校生のYちゃんに尋ねた。地元、飛騨地方が舞台である。すると、友達と一緒に、富山まで出かけてみたというのである。
飛騨古川町などをイメージした大ヒットアニメだ。高山線の様子や、山林などは、同じ旧吉城郡なので、ここにいても感じることができる。
ところがである。高山周辺、つまり飛騨地方には、いま映画館は一軒もない。高山の映画館は、2年ほど前に閉館になったというのだ。というわけで、地元の映画でありながら、高山の皆さんは、富山などの他県に出て映画を観に行くという。岐阜に出るより近いそうだ。そん中で、Kさんはと、なんと2度も、しかも『聲の形』も観たと言うのたから、かなりのツウだ。最後の町長室での顔ぶれについて、その続編との絡みを熱く語ってくれた。ぼくが「?」という顔をしていると、「あれ、観てないの」。いやいや、とても面白い映画だったが、さすがにそこまでついていけなかっただけ。
ちなみに、『聲の形』は大垣が舞台なので、岐阜を舞台にした2本のアニメ映画が、今年は大ヒットしているわけである。
ブラジルにいる子供たちは残念がっていたが、大ヒットのおかげでロングラン上映となって、今月の帰国後でも、十分、楽しめそうである。
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