大みそか
新春の準備。修正会もあるので、その準備も合わせて行う。
朝から、子供たちと駐車場や会館回りの落ち葉を拾う。右隣の薬問屋は、毎朝、掃除をされるが、左隣の印刷所は、年末でも掃除をされない。そこにある木から大量の落ち葉が落ちて側溝を埋めていくのだ。会館の玄関先や駐車場にも、風向きで飛んでくる。
夕方には強い風が吹いたいたかとと思うと、また大量の落ち葉が落ちている。
今度は、Rちゃんと「やってもやってもきりないね」とか「お隣の掃除して、なにか腑に落ちないわ」と、言いながら片づけた。
取り敢えずはきれいにしたが、きっと明日の朝には、落ち葉がたくさん落ちていることだろう。
これはぼくの煩悩と同じ。木に葉っぱがある限り、いくらきれいにしても、きれいにしても、風が吹けば落ちてくる。いくら、除夜の鐘を撞いても、撞いたしりから煩悩をつくり、罪業はたまり続けるのである。
結局、木を切らない限り、際限なくつづくように、迷いの元を絶たない限り、いくら掃いても掃いても、すぐに汚れてしまう。
ところで、南無阿弥陀仏のお救いは、煩悩を絶たないで涅槃を得るというのだから、なんとすごいお働きなのだろうか。煩悩は絶たないが、迷いの元(疑無明)は、南無阿弥陀仏で一刀両断に断ってくださるからである。
そんなことを思いながら、迎春準備を勧めた。
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