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仏青大会~成道会

 最近、参加者が少ない仏青。いろいろと工夫するなかで、今回は、仏青大会と成道会のジョイントとなった。

 昔熱心だったが、いまは子育て忙しいOB、OGへも声かけをする。クリスマスになったのは、ブラジルから子供たちが帰国中というのもあるが、高校生世代の試験が終わっているからだ。いつもの仏青メンバーに、高校生、大学生グループと、30代後半のOB、OGと、年齢層も三極化していた。

 テーマは「楽しい仏青大会」だという。内容も、初日から盛り沢山だ。自己紹介の後、昼座は、ワーク(ゲーム)が続いた。夕方から、各県の持ち寄りでのパーティー。夜は、子供大会恒例の地獄のスライド(等活地獄)、そしてやっと法話・座談と続いた。法話は、「楽しい」より、「厳しい」内容だったと思うが、座談会の時間が少なかったのは、残念だった。

 翌日は、朝から子供と仏青やパパ・ママ世代は、カレー作り。11時から成道会で、一般の同人、子供も加わって、久しぶりに賑やかな日曜礼拝となる。カレーを食べ、今度は、子供グループはブローチ作り。仏青は、信仰座談会。やっとという感じだが、今度は、半分は、初日と顔ぶれが違って、なかなか深めるというわけにはいかなかった。

 そんな中で、ほくが一番印象的だったのは、懇親会での臨時総会だ。きれいごとのワークや分かちあいよりも、ずーと胸に迫ってくるものがある。

 いま仏青は、危機的な状況にある。少人数で頑張ったおられる。なんとかもう少し参加をしてもらいたいと、あの手この手で、お誘いや役割分担をされている。

 来年度の役割と、行事の担当者を決める。ほんとうは、事務的な作業になる予定だったようだ。しかし、仏青オーバー組や少しご無沙汰組が、さまざまな意見を述べた。中には、正論もある。ひとつひとつその通りのよい内容。

 が、現実に動き、参加しているのは会長とその周辺の一、二名ぐらいに留まっている。特に、今年は会長ひとりにすべての仕事が集中した。仏青だけではなく、日曜礼拝もある。大きな華光行事もある。仕事も忙しい。そんな中で頑張って継続してくれている。大学生世代や30代前半の人に声かけをしても、まったく動いてもらえないという苦しさもある。他の地域と組んだ合同法座も、最初だけは威勢がいいが、結局は、「仏青なのだから」と知らぬ間に会長の負担になっていた。いろいろな工夫や声かけも、なかなか後に続く人がないつらさがあるのだ。そんなこんなのたいへんな1年間を乗り越えた。そしてなんとか来年に繋げたいと、皆さんに呼びかけておられる。

 そんな中での皆さんの声。辛い思いがしただろう。しかし、涙となった思いの一端を語ってもらえて届いてきたことが、今回のいちばんの収穫である。

 確かにもう後戻りはできない。これからは若い人達がやっていかなばならない。
 だからこそ、もし学生時代に、先輩からお育てを受けたと思うのなら、今度は、若い人達を育てるためにかかわってもらいたい。現実は、子育てや仕事もたいへんだろう。大人の法座もある。自分のやりたいことの方が楽しいのに決まっている。が、しかしなのである。
 人を育てることにインスタントはない。地道に、縁の下で汗をかく営みはない。それでいて、次ぎにしっかりバトンを届けることほど意味のある仕事なのだと。 

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