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大阪支部報恩講

 大阪支部の報恩講法座。

11月に、華光会館で開いてくださるようになった。以前の大阪支部は、同人宅の持ち回りだったので、報恩講の担当家になると、お赤飯がでたり、お斎がでたり、お酒が出ることもあった。いまは簡素になってはいるが、大阪支部の集いとして相続されていることが、尊い。一同で『お正信偈』をお勤めし、最後には「しんらんさま」の仏教詩歌を歌って、そのお徳を偲んだ。

 法話は、華光大会や葬儀、日高支部報恩講や寺院布教で味わったり、出会ったご縁を中心にしながらも、最後は、聖人の九十年の歩みについてお話した。報恩講なのである、聖人の恩を講らかにし、そのご恩徳の一端にでも報いるさせていただきたいのでだ。特に、九月に聞法旅行で聖人の聖跡巡拝させていただいだけに、より身近に聖人の歩みが感じられるようであった。その中で、やはり親鸞さまと法然さまとの出遇い。そして、一歩踏み出して聞き開いてくださったことが、今日の私たらが幸せをさせていただく一歩だったのである。そのことは、華光大会のご満座でも、また日高でも古老の態度でも、今日の華光の伝統して息づいているように感じている。一歩踏み出して聞く、これが今日のテーマだったのではないだろうか。

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