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「カウンセリング手引き」~どんなカウンセリング技術があるのか~

 真宗カウンセリング研究会の「月例会」で、西光義敞先生の『育ち合う人間関係』を読んでいる。「カウンセリングの手引き」である。これが元になって名著『暮らしの中のカウンセリング』誕生している。

 今月は、「どんなカウンセリング技術があるのか」の章だたが、とても勉強になった。

 来談者中心アプローチでは、技術に走るよりも、その根底にはカウンセラーの態度が大切になってくる。つまり、技術は、本質的条件-カウンセラーの無条件の積極的尊重や共感的理解を、クライエントに伝える通路ちなることができるときにのみ、重要な意味をもつということである。どんな技術を用い、また応答をしようとも、カウンセラーの純粋で、受容的な、そして共感的な経験や態度が、クライエントに通じることが大切だというのである。同じ技術でも、逆の経験や態度を伝える場合もあるということだ。
その点を念入りに押さえた上で、場面構成やあいづちの打ち方、内容の繰り返しなどについて、具体例を豊富にあげて、分かりやすくお伝えしてくださっている。

 その中で、「感情の反射」や「感情の明確化」という項目の中に、「感情の明確化」といっても、「問題の明確化」や「内容の要約」とを混同してはいないかという指摘である。カウンセリングの焦点は、話し合われる話題にあるのてはなく、話題に対するクライエントの感情や態度にあること。時間的、空間的に果てし無く広がる可能性のある話題を追いかけて、まとめることが大事ではなく、いろいろな事柄を話題にのせて問題にするクライエントの「いま、ここで動いている感情」を受けとめ、明確化し、反射することが大事であるというのだ。

 改めて、問題の要約や明確化でまとめて、聞いた気になっていた、自分の聞き方の誤りを教えられたのである。

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