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地獄めぐり

Img_6270_2_2 Tさんが、地元の別府を案内くださる。最近まで住んでおられたこともあって、詳しい説明付きだ。

 別府といえば、地獄巡りだ。まず、連れられた地獄は「坊主地獄」。しかも単なる坊主地獄ではない。「天然坊主地獄」で、天然記念Img_6281物に指定されている。地獄パスボートを見せると、「地獄組合に入ってませんので、別料金です」との返事。昔から、孤高をImg_6292守っておられるようだが、そのせいか他に観光客はいなかった。

 すぐ近くにある海地獄へ。コバルトブールが鮮やかだ。色だけならクールで涼しげだImg_6322が、たいへんな高温で98度あるという。常に沸騰寸前ということか。ここには、「毎日が地獄です」Tシャツが面白かったが、高Img_6313山の某ご兄弟のお土産になっていた。

 海があるなら、山地獄も隣接している。が、ここも地獄組合には入っておられない。こちらは最近離脱されたようだ。いろいImg_6341_2ろと地獄間で揉め事があるようで、パスボートが通用するのは七ヶ所で、八大地獄Img_6376ではなくなったようだ。

 別の坊主地獄もあったが、こちらは天然記念物にImg_6374は未指定だ。ということは、天然ではないのImg_6400か。天然でないのならなになのかと不思議に思う。

 少し離れた場所にある血の池地獄だが、曇天ということもあって真っ赤というわけでもななった。天然記念物に指定されている竜巻地獄は、間欠泉で、定期的な間隔で100度の熱湯を5~6分、噴出し続けていた。あとは鬼がいたり、ワニがいたり、1ヶ所Img_6401で、海に血に、白に、坊主と揃っているところもあって、いろいろと指向を工夫しているようだか、Img_6356結局、似たり寄ったりだった。

 実は、別府の地獄めぐりをするのは、小学校5年生に家族でImg_6371回って以来で40数年ぶりだ。法座も含めて、福岡、熊本、大分と、10日間で周遊したので、大分もかなり回った。疲労からか帰Img_6403_1_2路のフェリーで喘息(初めて)になり父の慈愛に触れる旅ともなったので、とにかく印象深い。そのときは、たぶん山地獄は組合に入っていたのか、ミニ動物園のようなものをみた記憶がある。あとは、真夏でとにかく暑かったのもよく覚えていて、40年以上立っても、非日常の現地にたつと甦るのが不思議だった。
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    ≪コバルトブールの海地獄≫
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     ≪血の池地獄≫
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