11月の華光誌輪読法座
今月と来月で、十時先生の誌上法話を頂く。
悟朗先生を追悼する華光大会の法話の前半部分。
先生がよくご法話くだされた、如来の三身-法身・報身・応化身を、3種の和讃からお話くださった。「色もなく形もますまさない」法性法身から、形を現し、名を垂れて、報身仏である阿弥陀如来となって現れてくださったのである。しかし、それだけでは私たちにはまだ遠いので、今度は、インドにあって、釈迦牟尼仏という応身仏として、私たちの前に現れてきてくださったというのである。
そして、その釈尊は、阿弥陀仏の本願を説くためにご出世になられた。普通、本願、本願というと第十八願のめに目をやりがちだが、機受の極要を示されたのが、釈尊の説かれた本願成就文である。ややもすれば、第十八願文の「称えさえすれば」というのに対して、伊藤先生や悟朗先生は、本願成就文に目をつけて、「聞」の一文字に、釈尊の開示解釈があるとお説きくださっている。その聞くことを力点におくのが、浄土真宗ではあるが、では何を聞くのか。その名号聞く。つまり名号に何が込められているのか、そのお心を聞くことが、私たちに大いに問われているというのである。
輪読法座は、ひとりひとりが読み勧める方法から、みんなで音読する方法に変えた。できるだけ、自分が持ってきた問題ではなく、まず法話の言葉を味わところから、分かち合いを始めたいという思いには変わりはない。
最近は、参加者が少なくなっている。うちの家族も3名を含めても10名ほどなのが寂しい。
次回のお知らせ
12月17日(土曜)昼13時30分~16時30分
少人数なので、いろいろな質問も気軽に出来ます。75巻4号の誌上法話「誰のためのお救いか」の後半を、みんなで声に出して読みながら、みんなで味わっていきます。内容的にも、より味わい深い部分に入ります。どうぞ、奮ってご参加ください。
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