避難所
さて、「念仏の集い」は皆様に自主進行していただくことにして、日曜日の午前中、地域の防災訓練に参加することになった。町内の役員で防災部長になっているで、予め会議にも出席して役割も当たっているのだ。
各町内ごとに集まって避難所に向う。引率役なので、町内のぼりを持ち、腕章や帽子を被って引率する。
今年も、4月に熊本地震がおこり、2日前には鳥取で地震があって、京都でも緊急地震速報に慌てたりした。そして、南海・東南海大地震が近づいていると警告する専門家も増えている。そんなこんなで決して人事とは思えなくなっているのも事実。地震で助かっても、避難所で命を落とす関連死もたいへん多く、阪神や東日本の時には、全体の死者の15%程度にものぼるそうだ。
これまでの避難や消化訓練ではなくて、避難所を立ち上げる体験型研修である。行政ではなく、住民の自治による開設や運営をめざすもの。ぼくは総務として、名簿の集積や避難所のルールづくりをまとめる、全体でもリーダー的な仕事だった。いまは訓練なので、何事もあっさりと決まっていくが、実際は、混乱の中で、しかも生活がかかっているのだから喧々諤々なるのは必死だろう。
いずれにせよ、ただブールシートに座って指示をまって動くよりも、ずっと仕事があったぶん、退屈することなく過ごすことが出来たようだ。
さっきまで、お念仏の輪の中にいて、模擬の避難所にきて、また念仏の輪に戻るのが不思議だった。
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