西本願寺ライトアップ
連休3日目、会館での聖典講座。智慧段(胎化段)といわれる一段の2回目で、ここで正宗分(本文)が終了する。
詳しくは、また後日、報告するが、聖典講座を終えてから、西本願寺に向った。
10月1日から西本願寺で始まった伝燈報告法要に合わせて、
記念行事が多数行われている。 その一つが、西本願寺の夜間特別拝観だ。
最終日、大勢の人で賑わっている。お気持ちを納めて、境内へ。ここで、うまい具合にRちゃんとも合流することができた。
国宝に指定された御影堂や阿弥陀堂、経蔵に、大銀杏などもライトアップされていた。雅楽の音も、彩をそえている。
が、しかし、残念ながら、
「「花灯明(はなとうみょう)」のタイトルで参拝を呼びかける。青、黄、赤、白の4色のライトで照らし、仏教経典の仏説阿弥陀経に書かれた極楽浄土の世界を表現する」と新聞記事にはあるが、「お浄土の再現」というには、ちと遠い内容だ。『大無量寿経』の現土証誠の段を読んだあとなので、なおさらだな。
幻想的だったのは、飛雲閣だ。金閣・銀閣と並んで、京の三名閣に数えられている。一説では、秀吉の聚楽第の遺構とも言われているが、定かではない。(写真は、京都タワーとの共演)。
水面に浮かぶ飛雲閣は、暖かな光が内部から照らして、幻想的であった。混雑していることもあって、写真撮影は厳禁だったのは残念。外から、一部を垣間見える程度を撮影したが、うまくは撮れなかった。
左右非対照の三層構造。屋根も丸みのもの、三角のものとさまざまに変化させ、しかも中心をずらした二層部、三層部が、見事に配置されている。二層は、三十六歌仙が描かれた板扉だが、外側からも一度をみることが出来た。これまで、何度も拝観させてもらってきたが、夜間のライトアップは、すばらしかった。
せっかくRちゃんとも合流できたので、近くの居酒屋で一杯呑んで帰ることにした。興正寺の並びにある焼き鳥さん。いやいや、長年、この前を通ってきたし、何度も興正会館に宿泊しているのに、不思議なほど覚えがない。それまで関心がなんというのは、そういうことか。庶民的な値段で、大いに賑わっていたが、名古屋では、ノンアルコールだった連れ合いも、今日は上機嫌。お浄土の再現より、今生の百味の飲食の方が、いいのだろう。
≪経蔵↑≫
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