西本願寺から東寺へ(1)~伝道院のアートに驚く~
東京支部でいつもお世話になっている同人が、初めて奥様を連れて来館された。かなり早くから相談を受けていた。なんでも、前の所属の会で嫌なことがあり、関心を持ちながらも法座参加に踏み出せない奥様を会館に連れてくることが実現した。昨年は、東寺までご一緒に、今年、法座のはない日に会館までお参りくださる。少しずつだが、確実に前に進んでこられた。そして、どうやら今度のことで、ご法座にも参加いただけそう
だ。
3日間の京都旅行なので、今日は奥様のリクエストで近場のご案内をする。
龍谷ミュージアムへ。伝燈報告法要記念の「浄土真宗と本願寺名宝Ⅰ」展が開催されているのだ。招待券もたくさんあったので、ご案内することにした。
まずは、西本願寺にお参りする。経蔵も一昨日の夜とは違う。
先日の夜間から昼間の本山。でも、いつもとは雰囲気は違う。伝燈報告法要の合間なので、国宝に指定された姿勢阿弥陀堂、御影堂ともにパイプイスが並べられている。カーペットに、隙間なくイスが並んでいる。確かに壮観のだが、いつもの日頃の広大な畳敷きを知っていると、障害物がある分広さが感じられないのが不
思議だ。
伝道院を案内する。本願寺をお参りされても、ご存じない方が多い。伊東忠太のモスク風の建物の重要文化財だ。普段、内部は非公開。今日も、外部からの見学だと思っていたら、門が開いている。伝燈報告法要の一貫で、「京都国際映画祭」(アート部門HPはこちら→) http://kiff.kyoto.jp/art/とタイアップして、現代アートの提示会場となっていいたのだ。
ラッキー。つい先日まで、Rちゃんが絞られていたところで、明和電気などのさまざまなアーティストが、「燈を伝う」のテーマで出展されている。各教室が、「清浄」とか「不断」とか、十二光になっているのも、共時性なのかもしれない。残念ながら、内部の写真
撮影は禁止。普段のイメージからすると、少々違和感のある作品が多かったかなー。それでも内部をじっくり見学できたのが、有り難かった。
本山に戻ると、まったく見慣れないゆるキャラが立っている。この映画祭は、吉本興行関わっている。これも吉本新喜劇のキャラのようだ。伝道院といい、まったく予想外で面白かった。
≪もうすっかり秋の空≫
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 『居酒屋夢子・1961』(2022.11.16)
- 大須演芸場での「釈迦内柩唄」(2022.09.22)
- 「ブッダのお弟子さんたち」展(2022.06.17)
- 「最澄と天台宗のすべて」~伝教大師1200年大遠忌記念~(2022.06.01)
- 国宝、聖林寺十一面観音展(2022.03.14)
「京都」カテゴリの記事
- 寒波(2023.01.24)
- 東寺からみなみ会館へ(2023.01.03)
- 東寺の紅葉(2022.11.22)
- 比叡山へ(4)~黒谷青龍寺~(2022.10.20)
- 比叡山へ(3)~浄土院~(2022.10.19)