教行寺永代経法座
約1年ぶりに教行寺にお邪魔する。細い急坂が入り組んで古い田舎の町並みが残っている。小さな集落には、すぐ近くに興正派の寺院と、裏手に神社が建っている。その中でも、立派なお堂をもった蓮如上人のゆかりのお寺である。彼岸花もきれいに咲いている。
1年ぶりにお顔をみられると楽しみにしていた先生は欠席。老夫婦も、バタバタと動きまわっておられて落ち着かない。こちらも、なんとなく調子があがらない法座となってしまった。
何度もご縁を頂いているが、どう聞いておられるのか、その反応が知りたい。もちろん、ご聴聞の様子でだいたい察すること
ではきる。難しいすぎだり、教義的な話は、チンプンカンプンなのだろう。しかし、ほんとうのところはどうか。要望や批判でもいいので反応をいただきたいなだ。
昼座、芥川の「くもの糸」を読んだ。もともとは児童向け童話だ。座談が無理なら、質問を出して、それをもとに6名組で話し合っ
てもらう形式を考えた。が、皆さんから反対の意見がでた。今回は、無理はしなかった。その代わり、感想や意見を自由に言ってもらったが、、。
坊守さまは、朝も昼も法話の最中に、庭や境内のお掃除をされている。ほんとうに頭が下る。その姿を見ていただくだけでもご門徒方へ
の生きたご教化だ。でも、ご門徒方と共にご聴聞いただきたいとも願う。日頃、ご門徒と接しておられるご住職や坊守さまならば、皆様のご聴聞の様子もわかるだろう。月忌参で、話題にでるかもしれない。座談がない分、法話を聞き放しで終わらせない工夫があれば、すばらしい。不遜なながら、ここを起点に次ぎに繋げていただきたいと願って、お話を申し上げたが、、。
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