錆にむしばまれた鉄
このところ天気がさえない。北海道や東北では、度重なる台風で大きな被害も出ている。
今日は、久しぶりの晴天だ。しかも、今後もまた天気は下り坂で、1週間は晴天望めないという。
ならばと、布団を干し、たまっていた洗濯をする。
ほとんど干し終わり、もう少し日なたに出そうと動かしたとき、突然、洗濯竿が真っ二つにおれた。
せっかく干した洗濯物が汚れて、あわてて拾う。
竿は、以前からボロボロになっていたもので、買い換えの話は出ていた。それは、塗装はとうに剥がれ、錆び付いてはいたからで、まさか折れるとは。中は空洞とはいえ、鉄製の物干し竿が、洗濯物の重みで折れるとは想定外で、びっくりしたのだ。
いや、鉄製だからこそ、身から出た錆で、こんなに見事に真っ二つに折れたのだろう。
「鉄から出でくる赤錆が、鉄をむしばむ。そのように、
けがれた行為をする人は、自分の業で堕落する」(法句経)
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