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京都の親鸞聖人聖跡巡拝の旅(7)~ご修行の地・比叡山(横川篇)

Img_5879 比叡山の三塔の中でも、訪れる人が少なく靜寂の中にある。しかも、今日は雨が降っている。この地は、慈覚大師円仁によって開かれImg_5922たが、私達には、源信僧都が15歳からこの地で修行され、『往生要集』や『横川法語』などを顕された、日本の浄土信仰発祥の懐かしい地である。

Img_5886 しかも、今年は、源信僧都の一千年大遠Img_5885_2忌に当たっている。正式には、恵信僧都源信と申される。横川の中心である横川中堂は、新しい建物だが朱塗も鮮やかだ。鐘楼を抜けImg_5889て、少し上り坂を登ったところに、恵心堂がある。同朋観光の熱意で、お堂をあけて、特別にご説明をいただく。これが、法話なのか、漫談なのか、よくわからない内容だったが、雨の中立ったままで、長い話を聞かされて、いささか皆Img_5899さんもお疲れになられたようだ。

  ご本尊は、源信さまお手製といわれる阿弥陀如来で、その阿弥陀様とつながる形で、五色の紐がつながっている。浄土教が大切にしてきたImg_5890臨終行儀にも関わる。もちろん、平生業成の浄土真宗では、そんなものは不要であることはいうまでもない。平生の時に、泥凡夫の私が称える「南無阿弥陀仏」で、すでにもう充分なのである。

Img_5907 しかし、源信さまを通し、法然聖人を経るからこそ、親鸞様のお出ましがかなうのであって、ここをくぐらなけれど、浄土真宗のみ教えは生まれず、同時に、浄土真宗では捨てものであることもわかるのである。
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  ≪恵心堂↑ と 阿弥陀如来像↓≫
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