一周忌法要法座
父の一周忌法要を勤める。命日は8月7日なので、少し早くお勤めさせていただく。わが家の法事だが、特に親戚の参詣もなく、平日の昼間にもかかわらず、遠近各地より華光同人が集ってくださった。みんなでお正信偈をお勤めし、ご法話を拝聴する。尊いご法話で味わうことも多かった。
改めて、この一年を振り返る。
突然の死だっだが覚悟もあって、直後から悲しさはそれほどでもなかった。最近になって、寂しくなったと感じることもあるが、それ以上に父から頂いたご恩徳を有り難く思うことが多くあった。
仕事のことは、完全に引き継いでいたので、急に困ることは何もなかった。ただ、通常の業務に加えて、世間の手続きや、四十九日の法要、会館での偲ぶ会、そして追悼号の発行などがあったので、半年間ほどは慌ただしい日々続いた。
世間的な普通の親子関係ではあるが、それ以上にご法の上でいうと善き知識でもあり、法の上でのつながりが強い。父が伝えてくれたこと、華光に流れる精神を思うとき、南無阿弥陀仏として、今もなお、生きて働いてくださっているように思えるのだ。
現実は、辛いことやたいへんことも多々ある。願いどおりいかないことに思い惱まされる。しかし、それ以上に、この腹底に大きな資源を頂いたいることを喜ばずにはおれない。何よりも、今生事を超えて、真っ暗だった後生への皓々たる燈火が輝いているのである。そして、そのことを喜びあえる法友がいることも、また尊い。
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