初夏仏青研修会~白色白光、青色青光~
猛暑の中での仏青研修会。
最初、参加者は少なかったが、会長を先頭に世話人のお誘いに動かされて、ボチボチと集まりだした。ただ昨年は高校生や大学生など20代の人ばかりだったのが、今年は、30代の後半組が大半で、これは今後の大きな課題だ。
少人数なのて信仰座談会を工夫する。参加者全員の信仰体験発表と分かち合いを中心にした法座だ。
一人の持ち時間を20分~25分、その後の分かち合いが15分程度。だいたい一人の時間が40分ぐらいで、それを全員が担当するというもの。「ミニ体験発表」と命名されていたが、ミニではなくてしっかりとしたものだった。全員で車座に座って、その場所に座ったまま自分を語るというスタイルになった。これが、予想以上に有り難く、面白かった。
思いつくままによい点をあげれば、
1)聴き手側に、今は聴く時間だという聴く準備ができる。
2)持ち時間が決まっているので聴き手に、この話はいつ終わるのかという不安がない。
3)全員が聴き手であり、同時に話し手になるので、誰の話も共感的に聞くことができる。
4)信・未信、聞法の長短に関わらず、いまの自分の心境を話すので、聴き手が善し悪しではなく、話し手の今の心境として、そのまま受け止めることができる。
5)ひとりひとりの話をじっくりと聞くことは案外少なく、各人が自分を開き語ることで、みんなの距離がとても縮まる。
大半の方が、この場で初めて企画を聞かれたので、事前準備もない。そのために時間配分がうまくできずに、最初の浄土真宗との出会いに多く時間が割かれて、大事な信の一念のところや今の心境の話が慌ただしく進んだりもした。だから最初は20分間も話すことはないと言われていても、大半が時間オーバーになるほど話に熱が入った。
個々には触れないが、男性陣は、学生時代に他の会での聴聞がきっかけという方が多かった。それでも年齢や地域によって、その会に対する思いがそれぞれ違った。また、理系の方も多くて、論理的な思考や理詰めで聞法されて、そのような質問が出される方も多いという方が、ぼくなりその気持ちが少し地理解できた気もした。一方、女性陣は、お寺だったり、親や祖母が真宗や華光に関わったりで、子供のことろがご縁があっという方ばかりだった。他には、チベット留学し、在家なからチベット仏教や禅宗の修行をしていたという方の話もあった。
結局、仏法との出会いも、また今の心境も、それぞれあるのだが、すべてここでは、如来(念仏)に統一されている方のように思えて、尊かった。僕自身も、皆さんの歩み(阿弥陀様のあの手、この手の方便)がとても尊く、お念仏と共に涙が滲むお話もあった。
まさしく、白色白光、青色青光である。
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