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源信僧都一千年大遠忌

 華光誌の編集作業が、大詰めとなる。ここからは、印刷所との校正のやりとりが3回続く。順調に進んでいるので、予定どおり発行できるだろ。

 ところで、S先生の巻頭言は、源信和尚(恵心僧都)の一千年大遠忌に触れられたものだ。

http://www.chugainippoh.co.jp/religion/news/20160525-002.html

 法然様や親鸞様の大遠忌については、身近にあるけれども、同じ日本の七高僧でも、源信様の、しかも1000年という節目なのに、まったく知らなかった。
 だいたい法然様よりも200年、親鸞様だと250年前の方ということになる。

 比叡山の方だが、天台宗だけでなく、浄土宗や浄土真宗などの浄土系各派にとっても大恩人なので、各派のそれぞれの法要があるという。『往生要集』というと、単に「地獄、極楽」の書というイメージがあるが、それはほんの一部で、大半は、浄土に往生するための念仏の修行法や、念仏がすぐれていることなど、念仏往生の手がかりがを説かれているのである。
 しかも、この書は、平安貴族を始め当時の人々へも多大な影響を与えている。たとえば、一大権勢を誇っていた藤原道長などもこれを座右の書と、晩年は、日夜、往生極楽を願い、念仏三昧にあけくれ、この通りの臨終行儀を目指してとも言われている。
 もちろん、日本浄土教に中にあっては、法然聖人の先駆けた役割は、計り知れない。

 ということで、今年の九月の聞法旅行(京都の親鸞聖人御旧跡巡拝の旅)でも、比叡山の横川(よかわ)にも足を延ばし、恵心堂にもお参りします。お楽しみに!

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