6月の華光誌輪読法座
先月も書いたが、このところの華光誌輪読法座は、顔ぶれも固定している。今日は、平日にも関わらず、会社勤めの方が休暇を取ってご参加くださった。ありがたいことだ。でも、それでも参加者は一桁に留まっている。何も人数の問題ではないが、同じ顔ぶれだと役割や聞法の姿勢もパターン化してくいる。いわゆるマンネリ化である。そのことが、最近気にかかりだしている。
それで、今回は原点に戻ることにした。輪読法座のよいところは、自由に話し合える場である。しかし、時には輪読内容とは異なる自分の話したい話題や、他の法座の話題などが続くこともある。それも、今生の話題ではなく仏法や法座の話題だと、修正するのが難しい。
しかし、もともとは華光誌をみんなで区切って輪読し、小さな章の中での疑問点を尋ねたり、味わいを語ったりするだけでなく、その章の要点-大切なところを確認し合う。口下手の方でも、大切だと思う箇所を、華光誌を観ながら読んでいただくだけでも、大切な法座になると思っている。
でも、長年やってきて、これが皆さんには難しいことだということも分かってきた。聞き言葉は、録音でもしないかぎり、すぐに消えてしまうが、書き言葉(文章)なら、何度も読み返し、その要旨や要点を読み解くことができるのだが、そういう作業に慣れていないと、要点を聞くことはあまり意味がないと思われるようだ。結局のところ、そういう聞き方や読み方を身につけないと、聞くことも、読むこともできないのであるが、、。
ということで、今回からは、少しだけ進行の仕方を変えた。これまでは順番に、ひとりの人が1章ずつ読んでいたが、あくまでも華光誌を中心にすることで、みんなでその章を声をだして輪読し、その後で、もう1度、ひとりの人が読む。そしてなるべくその中から、要点を探したり、心にひっかかった言葉を発言してもらうようにしたのである。
一足飛びにはいかないけれど、後の感想などを聞いても、いつも以上に華光誌の誌上法話に集中できたようだ。
★7月は16日(土)昼1時30分からです。
あえて、17日(日)~18日(祝)の壮年の集いの前日に開催します。
遠方の方で、もう1泊してもいいというあなた。壮年の集いに合わせてご参加されませんか。京都は、16日の夜が、祇園祭(前祭)の宵山、17日の朝は、山鉾巡行ですので、輪読~宵山~巡行~そして壮年の集いと、今生も、後生も楽しめるかと思いますよ。
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