5月の華光誌輪読法座
5月の華光誌輪読法座。
平日ということもあるが、参加者が少ない。すっかりこの法座も、常連のお身内ばかりになってしまった。それでもこの法座のひとつの目的である「誌上法話」をみんなで声をだして読みを、それをじっくり味わい、分かち合うというのなら、顔ぶれが同じでもかまわない。しかし、同じ顔ぶれである時ほど、原点に戻ることは難しい。車座に座り、自由に話し合う形式をとっているので、華光誌の内容と違う話題が中心になることも多い。今回は、別に雑談に流れたわけではないのだが、別法座での座談会での関わりについて話題が中心になった。お勧めの問題といえばそうだけれども、せっかくの誌上法話を深めるということにはならなかった。一方的な講義ではなく、自由に話し合うという形式を取っているので、ある程度、自由に個人的な話題を出し合うのも必要だ。誌上法話の内容以外に発言してはいけないとなると、息苦しくなって、誰も口をつぐむであろう。といって、一部の方だけが自分の話題をし続けられても、またしんどいこともある。
要は、バランスの問題で、潤いを保ちつつ、かつ内容が深めていけるような輪読法座になればいいのだが、参加者の皆さんと、一番の問題は、常連の皆さんと、ぼくとの間で、この問題意識を共有できていないとこにあるのかもしれない。そして、最近、参加者が減少しているのは、このあたりに問題があるのかもしれない。一度、顔を出されなくなった方の、率直な想いをお聞きしてみたいものである。
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