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「真宗法座の集い」ご案内

   5月21日(土)13:30~22(日)16:30に、第14回の真宗法座の集いを開催します。キャンセルがでて、まだ定員に達していません。遠近各地から、初参加者も含めていろいろな方が集っておられます。皆さんも、ご参加されませんか! 

http://keko-kai.la.coocan.jp/event/2016/detail/05/shinshuhoza2016-5.htm

 呼びかけです。

 もう14回目となりました。もともとは、大きな行事では、参加者も多く、また出入りも激しいので、分級座談会でひとりの方とじっくり関わるということが難しのが現状です。それで、人数を絞り、出入りもなくして、2日間、浄土真宗の原点に帰って、膝詰めで念仏讃嘆する集いを開くことにしました。法座の進行だけでなく、法座の運営も、みんなが少しずつ協力しながら進めていく、まさに浄土真宗のサンガを目指してきました。

 ところが、ぼく自身のところでも、最初は新鮮でワクワクした気持ちも、回を重ねるうちに、だんだんと馴れてしまってきています。頑張って呼びかけなくても、定員ぐらいの参加者が集まってくださるからです。でもそれだは馴れ合いの集いなってしまいます。参加者は初めての方もおられるわけですから、ここは原点に立ち返って、自分の言葉で、皆さんに呼びかけてみたいと思いました。

 というのも、最近、いろいろな支部法座で、信仰座談会が「苦手」とか「苦痛」、「法話は聞きたいが、座談は嫌」「どのように話したり、関わるのかが分からない」などという「信仰座談会アレルギー(?)」の方の声を耳にする機会が増え、気がかりになっているのです。確かに、大人数だったり、短時間の中では、充分に聞き合い、語り合い、関わり合うことは難しいものです。でも、単なる時間や人数の問題だけでしょうか。信仰座談会が苦痛だという方の中には、たとえば、
 座談会に不慣れだったり、その意味が分かっておられない方、
 座談会で傷ついて、なかなかその先に進めづらい方、
 自分が傷つくのも、他人を傷つけるのも怖いという方、
 関わりたくても、どうすればいいのかが分からない方、
など、さまざまな方がおられるような気がします。それで、信仰座談会の冒頭で一巡して一言を発した後は、どこか他人まかせ、先生まかせの時間で終わってはいないでしょうか。ある法座でのことです。かなり苦しんで、悩んでいる方に、「先生、なんとかてあげてください」と頼まれたことがあります。でも、浄土真宗では、先生がなんとかするのではないのです。求道者にしても、参加者にしても、どこかで、先生や会がなんとかしてくれると思ってはいませんか。これは、阿弥陀様のお力で開けてくる世界なのです。そのためにも、私達の役割は、少しでもそのお心をお伝えしていくことですが、どこまでいっても、阿弥陀様とその方自身の問題であることは、忘れてはをいけません。
 しかし、それでも、みんなが集う法座の縁をなくして、私が阿弥陀様に出会うことはないのも事実です。
 改めて、浄土真宗や華光会の原点は、讃嘆談合の場、信仰座談会にあることを踏まえ、未信者はもちろん、ご法を喜んだという方と一緒に、自分たちの法座を作っていきたいと思います。人数を絞った固定したメンバーが、少人数に分かれ、2日間、共に語り聞き合い、聞法しましょう。

 ところで、今年も時間の関係で、司会者研修会が開けません。司会者や他者と関わりたいと願う方には、生きた実践の場となります。世話人の自薦も大募集です。

「聞思して、遅慮することなかれ」(親鸞聖人)

 皆さんの勇気ある一歩をお待ちしております。 合掌 

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