春爛漫(2)~高瀬川のサクラ~
昨年は、都合で父や母をお花見(サクラ)に連れて行けなかった。
今年は、母だけを連れてのお花見になった。それて、なるべく歩きやすさを重視して、高瀬川沿いのサクラにした。木屋町通りが、石畳ではなく舗装されているからだ。
木屋町二条から五条に向かって下っていくが、一面にサクラ並木である。サクラの木も、ソメイヨシノばかりではなく、シダレもあれば、遅咲きでまだ芽が出ているものもある。それでも、いまが見ごろで、ほんとうに見事である。サクラだけでなく、ヤナギの緑との相性もいい。
四条の前で食事して、最後に、四条を少し下がったところにある、フランソワという老舗喫茶店でお茶を飲む行程
である。
このあたりも、海外からの観光客で混雑している。少し時間が早かったので、二条から三条あたりまではまだ歩きやすかったが、そこをすぎると、飲食客も増えるし、歩道も狭くて、母も歩くのに苦労していた。それでも、最後まで無事に歩ききって、ホッとした。
サクラは、いまが満開で見ごろだ。天気もよかったし、気候も穏やかで、夜風がここちよい。
これまで何度も木屋町通りのサクラを見てきた。しかし、何かのついでなので、北から南に下りながら、お花見したのは初めてだ。
木屋町沿いは、京都も有数の歓楽街。風情あるお店もあれば、風俗店に、客引きや酔っぱらいもいる。しかし、サクラの並木と、高瀬川の流れが、清濁併せのんで、夜
の光と共に美しかった。
そして、この界隈は歴史的な事件が起こった場所なので、碑文や由緒あるお寺もあって、「ヘェー」と思うことがたくさんあった。それはまた項目をあらためて。
とにかく、夜は、ネオンに浮かび上がり、夢のような光景。
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