連戦~高山支部法座~
例年、春の彼岸の連休は、講習会だ。でもその日程では、3連休のうち1日が無駄になる。それで、今年は、3日間の有効利用を考えて、講習会を1週間早め、この連休は、土曜・日曜日は高山支部法座、月曜の振替休みは広島支部法座と、高山-広島と連戦することにした。
先の講習会への参加がほとんどなかったので、歎異抄の教材をもとに法話をするつもりで考えていた。
が、現地について、新しい方の参加があると聞いて、一から考え直すことにした。
というのも、その方とは、12、3年ぶりに会うのだが、その時、彼女は、まだ小学校に入る前くらいだった。それが、今年の4月からは、大学生になるというのである。すっかり大人になっていて、びっくりした。彼女も、ぼくのことを覚えてくれていてうれしかった。ほかにも、高校生になる方や、学生世代の方が3名あった。それぞれ4月から高校入学、大学入学である。
先の寒中子供大会で法話した、自分を知るをテーマに、「あなたは誰ですか」のワークなどを行ったが、おかけで、座談会でも活発に意見が出た。ちなみに最高年齢は、98歳! 一番若い方が15歳というのだから、年齢差は83歳もある。孫どころか、曾孫である。それが、一緒の法話を聞き、同じようにゲーム(ワーク)に参加して、それぞれが意見を述べてくれたが、それが飾らないの、個々人の一面が現れてくるようで、とても面白かった。
午後からは、「仏教とは何か」という問いから、「仏に成る教え」-では「仏」とは? 皆さんに問いながら進め、最後に、阿弥陀様の智慧と慈悲の円満した広大なお心に触れていただいた。
若い皆さんが、ほんとにう真剣に聞き、答えてくれる姿に、こちらが励まされ、ご法話も熱が入ってきたように思えた。皆さんから、新しい教材のヒントをいただき感謝しています。
それにしても、若いということは、その可能性だけでも、まぶしいものだな。
F家の前を流れる宮川も、春の日差しにきらきらしていた。
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